犬と馬。
私のブログの大きなテーマは三つ。犬と馬と酒(ウイスキー)。
その「犬と馬」のことで、とても複雑な思いをもった。
ここ最近、いろいろあって保護犬関係のブログをのぞくことが多かった。すると、けっこう目にしたのが、
「仲のいいお肉屋さんからたくさん馬肉をもらったので、ワンコたちも喜びまーす♪」
といった日記たち。馬肉を寄付でもらったというもの。
保護犬活動は、決して決して楽ではない。当たり前だがペットを飼うということとは全く異なる愛護であり、多くの支援を要するものだ。
馬肉は犬の大好物で、私もグレートデンを飼っているので、市販の馬の蹄なんかを与えることもあった。
ただ、上記のような投稿を何度か目にして、「その馬たちの中には、無下に落とされた生命もあるんだけどなぁ」と思ってしまう自分がいた。
そんなことを話し始めれば、肉牛も鶏も豚も、食用肥育されている動物について考えればキリがないとも言える。
ただし、馬に関しては、特に日本における馬・サラブレッドを取り上げれば、人の娯楽目的のために際限なく作り出され、使用用途が無くなればお肉に…。ここに違和感を持つことくらいは許してほしい。
それらお肉になったサラブレッドたちが、保護される犬たちを助けていく…。
複雑だ。
なんとも言えない気持ちだ。
全く怒りなんてない。気持ち悪いこともない。腑に落ちないとまでも言わない。
ただ、かすかな憂いがぬぐえないのだ。
そんなことを思っていたこの寒い冬。
若き頃の私は、馬肉が大好きで、大好きな浦和弁慶でもどこの呑み屋さんでも馬刺しがあれば頼んでいたw
今も食べる場があれば、特に遠慮はしない。美味しくありがたく頂戴する。ちゃんと美味しいな♪と感じながら箸を運んでいる。ただその度に考えることはある。
ちなみに叔父のローラを預かっているおじちゃんは、養老なんてビジネスはただの人間のエゴだと言い切る。そんなんだったらさっさと肉にして食べちゃった方がいいんだよ!と(笑)
このおじちゃん、馬のことは本当に好きな人。だから話していて悪い気はしないw