石原慎太郎氏

久しぶりにノートを一冊書ききった。日記ではない。乗馬の記録ノートである。

ノートを使い切るなんていうのは何年ぶりの事なんだろう…。

大学時代を思い出した。25歳になって行った大学で、ノートではなくルーズリーフ使用だったなぁ…ノート使わなかったなぁ……と。

なんて思っていると入ってきたのがタイトルにもある、氏の訃報であった。

2008年、私が入学した時の大学学長が”石原慎太郎”氏であった。社会人入学をして、平成生まれの子たちと4年間過ごした大学は首都大学東京。現・東京都立大学。可愛い子たちの中、一人参加した入学式での氏のスピーチは今でも強く記憶に残っている。

氏のスピーチはスッキリしたものだった。

「諸君はね、趣味を持ちなさい。」

「君たちは、なんでもいい。趣味を持ちなさい。それを大いに楽しむといい。好きなことを深め”知”としていく喜び、仲間が出来る喜び、共有して社会をなす喜び、その仲間がまた新たに見せてくれる違う世界への扉…新たな挑戦…。」云々と。

至極明快だった。

私自身、「好き」を仕事にし、様々な出会いの中で沸々と沸き上がった大学進学への欲求。慎太郎氏のスピーチが身に沁みるように伝わった。在学4年間は本当に楽しかった。物事を愉しむ様々な方法を教えてもらった。深く知ることの興奮、その労力の気持ちよさは、なかばランナーズハイと同じだろうが、とにかく多方面のことが無関係のものではなく、自らと関わり合う要素を持ち得るのだと予感させながら日々を過ごすことが出来る、そういう知的好奇心を教えてくれた。

ノートを使い切ったことで思い起こされた大学時代。時を同じくして氏がお亡くなりになった…。私が使い切ったノートはまさに「趣味」のためのノートである。まぁ趣味で終わりそうにないのだが…。

石原慎太郎氏のご冥福をお祈りします。

ちなみに私は弟の裕ちゃんの大ファンで♪慎太郎氏には勝手にシンパシーを抱いておりましたw

 

2022年のホースメッセに参加し、念願だった宮田朋典氏のセミナーを受講することができた。ノートを取っていたら、ちょうど一冊を終えたという感じだった。2年使ったノートである。

使っていて勝手が良く、同じものが欲しくて購入店に求めに行ったが、もう取り扱っていないとのことだった。Amaozonで同じものを探した。届いたものを見てみると、使用していたものよりも良いプレミアム版で、大変気に入ってしまったw。よってさらに3冊買い足しておいたw

さて、このノートを使い切ることが出来るだろうか…。怪我無く、いつまでも馬と関わっていられたらいい。

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