ある疑惑が浮かび上がった。それはずっと心の奥底でモヤっとしてはいたものの、向き合ってこなかった”或る疑念“…。
忙しい11月だった。
バタバタと過ごしているのに、眠りが浅い。とある日見た夢は、去年亡くなったグレートデーンのディーナが幽霊として現れ出るものだった。幽霊だけど近くにいてくれることが嬉しくて、起きてからも何となくウキウキしていた。
すると偶然にもディーナの元の飼い主さん(ディーナママ)から久々に電話がかかってきた。彼女とは以前から会おうと日にちを決めてはコロナの緊急事態宣言が出て会えずじまいになっていた。
「仲良くしているブリーダーのところにパピーが生まれているんです。ちょうど1か月くらいの時が可愛いんですよ~、遊びに来ませんか⁉」と誘ってくれた。
今まで2頭のグレートデーンを飼っているが、2匹とも大きくなってからうちにきている。なので実は子犬を見たことがない。なかなか無いチャンス!忙しいけれどアクアラインを越えて会いに行くことにした。
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可愛すぎるパピー達♪ 顔がしわしわ、手足がむくむく。むっちりした身体はまだバランスがとれず(笑)
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今回あったデーンちゃん達。遠くからでも立派なのが分かる。みんなディーナの親戚にあたる。
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この子もディーナの親戚♪
若い男の子で元気☆
そして大きい!
ディーナもよく立ち上がって遊ぼう~ってかかってきてたのを思い出すなぁ。
まぁこの遊びを覚えさせてはダメなんだけどね。何も知らない一般の人に飛びかかると、遊びのつもりでも大けがさせちゃう可能性もあるから。
さて。本題の疑惑について、そろそろ…。↓の写真を見て欲しい。
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ディーナとそのお父さんのエクセル。ディーナより二回りくらい大きかったし、顔は鬼瓦のようだったw。並ぶとディーナが相当小さく見えるが、ディーナは今の左馬之助よりも大きい。この時、ディーナが62㎏くらい。エクセルが82㎏くらいだったはず。
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ディーナと左馬之助。
ディーナの方が左馬之助より胴が長いのが分かるだろうか。左馬之助のお尻終わりくらいにディーナの腰骨の付け根がある。20㎝くらいは長かったはずだ。
ディーナ晩年で60㎏
左馬之助52㎏
訪ねたブリーダーさんのところの広場でしばらく遊ばせてもらった左馬之助。見ていたディーナママとブリーダーさん。「もしかしたら他の血が入っているかも…。」「土佐っぽい…。」
「えーーーーーー(゚д゚)!」
と、一瞬は思った。しかしすぐに納得するものがあった。
ブリーダーさんもディーナママもドッグショーに出陳する超プロフェッショナル。お二人曰く、やはり胴の短さが気になると。胴の短い子もいるけれども、さらに左馬之助の腰骨の付き位置がデーンと比べると低く見えると。
すべてが腑に落ちていく気がした。左馬之助を引き取った当初から腰回りの不格好さには気づいていた。知り合いの保護犬活動をされているお姉さんたちは、悪いブリーダーが形が悪くてモノにならん、金だけかかるから捨てたんではないかと推測してくれていたほどだ。
ディーナママとブリーダーさんは「耳の位置もデーンよりは低くて土佐っぽい雰囲気があるんだよねぇ」と続けた。
グレートデーンを連れて歩いていると大型犬好きのおじさん・おじいさんがよく話しかけてくる。そういうおじさん達がよくいうのは「俺もね昔、土佐もデンもやってたんだよ~」的なセリフだ。数か月前、悪質なブリーダーとして捕まったのも埼玉のブリーダーだった。たくさんの犬たちが混在し、無秩序極まりない状態。その中にはデーンも他の大型犬もいたらしい。実際にそういう悪環境に陥っているところもあるのだ。
どこの馬の骨か分からない左馬之助。もしかしたらそういうところから出てきた子なのかもしれない。
とは言え、うちの左馬之助は相当かわいい。オスでベタベタなところはめんどくさいが、性格は二重マルだ。
ディーナママもブリーダーさんも、性格は100%デーンだね、とお墨付きもいただいているw。
この動画は先週阿蘇で撮ったもの。ここでも面白い出会いがあった。遅いランチに訪れたカレー屋さんのファンキーお兄さんが元々”犬吉猫吉”という九州のペット情報誌の元編集長だったのだ。連れていた二匹に興味をもってくれて、左馬之助の疑惑話をちょこっとしたら「僕もそう思いました。」というではないか(笑)やはり決め手は腰回りと耳だそう。
いよいよ疑惑は確信へ…か⁉w
我が殿は「これからは左馬之助はグレート土佐と呼ぼう!」なんて冗談を言っているw。
しかし、正直なところどうでもいい疑惑なのである(笑。
なぜなら左馬之助は左馬之助として最高なやつだからだ。うちの大事な一員なのだから。