先日、両神山麓花の郷ダリア園に行ってきた。コロナ禍の中、開園してくれている。今年は梅も桜も薔薇も芝桜も彼岸花も、どの花も見に行くことが出来なかった。3月以降は、集客をさせない為どの場所も花が摘み取られた。花が好きな母には寂しいことだろうと思っていたので、小鹿野町が「ダリア祭り」をしないまでも、花を摘むことなく咲かせ、ダリア園を開放してくれていることは本当にありがたい。
このダリア園で車椅子の母を連れて歩くのは難易度5くらいか。園は山の斜面に作られている。園内の道は砂利道。ダリアの咲く花道は土である。ベンチは多く設けられていると思った。障がい者用の駐車スペースもある。
傾斜はまぁまぁある。体力は必要だ。砂利道は広い方。しかし砂利であることと傾斜を考えると、大きな車輪の車椅子のほうが良いだろう。ダリア咲く花道の土は、そこまでデコボコとはしていない。
簡易トイレの設置は多かった。しかし、障がい者専用のトイレは一般駐車スペースにしかない。砂利道は尿意を催すようである。一般駐車スペースにある障がい者用トイレと園には少し距離があり、さらに坂道であることは覚悟しておくべきだろう。
さて、園内を隈なく廻らなくても母にとっては良い気分転換になったようである。たくさんの品種のダリアを眼に、自然の造形の妙に感嘆していた。
なのに、数日経った今日「ダリア園で撮った花の写真見せて」という母。パソコンで見せると、「車椅子だと目線の高さが合わないし、手で花を近づけて自分で見るのも難しいから(母はリュウマチもあり手の動きにも難あり)アレだったのよね。これでやっとお花をみた気になったわ。」「出かけてるといろいろ気になって集中できないのよ」「こっちで見る方が綺麗だし」と…。
さすが、我が母である。毒が強いw。