ご存知の通りの悪妻のため、年末の大掃除などしてはいない。ただ、正月の酒肴だけが楽しみなので、その準備にせっせと勤しんでいる。その合間をぬって乗馬納めをしてきた。
とても良い形で2020年の乗馬を終えることができた。
最後のレッスン。どのお馬ちゃんとパートナーになるのかなとクラブのモニターを見ていると、想像していなかった子の名前が表示された。その子は、1年半前に肋骨6ヵ所を折る怪我となった落馬の際のパートナー。最初に思ったのは「あ、わざと外されていたわけじゃないんだ」である。
どういうことか。怪我から復帰してのこれまで、同じ部班でその子を見かけることはあっても、私とパートナーとして組まれることは一度も無かった。私がそうお願いしていたわけではない。また私と同じ程度の体型の方が乗っていることもあったので、体重NGでも無さそうだった。なので、クラブが馬にも私にも気を使って騎乗NGにしているんだと思い込んでいたのである。
モニターにその子の名前があがった時にはちょっとした驚きとともに嬉しさもあった。
恐怖は全くない。ただ馬装をしながら回想したのは、怪我からの復帰後数か月、自分は怖いと思っていないつもりでも身体の強張りが否めなかったことである。当然うまくいかず、気分も落ち込み、悪循環に。今年に入ってもずっと“楽しくない、けど馬は好き”の状態で乗り続けていたなと…。今日、私の身体はどう反応するのだろう…。
いざ騎乗する。
改めて恐怖は全くない。互いにやり取りも出来た気がする。駈足もスムースに出せ、継続もできた。いいじゃないか。ありがとう、パートナー!
落馬した時がこの子での初騎乗。変なフワフワした軽速歩だったことを鮮明に覚えている。そのフワフワのまま、馬がつまずいた時に宙に浮いた私。今回2回目の騎乗。でも至って普通の軽速歩…と、常歩と軽速歩の移行を繰り返していると…。あ、あのフワフワだ!そうか、そういうことか。単に手前が合っていなかったんだw。
そう気づけたこと。そして、身体が自由でいられたこと。それだけでも私にとっては大きな成長だと感じられた。2020年、良い締めくくりとなった。
せっかく落馬の話が出たので、そろそろブログにも書いてみようか。満を持してであるw。
肋骨4本・6か所(4本中の2本が二か所づつ折れていたため)、肺血胸(折れた骨が肺を傷つけ肺に血が溜まること)。それなりに重傷だったらしい。家に帰りたいと医者に言ったらば「あなた重傷なんですよ!」と怒られた怪我である。(入院7日間)
詳細は来年以降に。